墓石の多様性

多様化するユニークな墓石。

日本でいう墓石とは一般的には故人のお名前とその方の宗派のお経がほられていることが多く、形はだいたい似たような長方形の形をした石碑、そうしたシンプルなものがやはり多いようですが、最近では、生前に自分のお墓を用意する方も多くいらっしゃるそうで、その形も多様化しているそうです。
たとえばご自身が趣味にされていた思いでの絵、例えばピアノの演奏家の方なら音符の絵、野球が趣味の方なら野球バットとボールの絵などを石碑に彫られる方、また大好きだった言葉を彫られる方、中には音楽が流れるお墓もあるそうです。
自分のことをいつまでも覚えていてほしい、また自分が亡くなった後に、お参りにくるであろう家族や友人たちにいつまでも楽しんでもらいたい、そういった思いからこうした墓石を選ばれる方がおおいそうです。
著名な方のお墓で家族のお墓が向かいあっており、またそのお墓のデザインが笑顔で母親のお墓を見ているようなデザインになっているそうなのですが、このような大変ユニークなお墓も多くあるそうで、今ではこうした墓石を巡る方も増えてきているそうです。
お墓というとどうしても悲しい少し暗い印象のあるものであったかもしれませんが、現代ではかならずしもそうではなく、故人の思いがあふれる幸せな素敵な場所になりつつあるようです。

墓石の種類とその多様性

人は亡くなればお墓に入ります。
墓石とはお墓に使われる素材のひとつで、日本においては主にみかげ石や安山岩が多く使われています。
みかげ石は黒みかげと白みかげがあり、色はそれぞれ黒と白です。
安山岩は主に灰色です。
歴史的にお墓には石だけではなく木も使われてきましたが、朽ちやすく後年まで残ることがありません。
石は太陽光にも雨にも強く耐候性に優れているので、お墓に込める願いである「永続性」を感じさせる最も適した素材です。
石はまた、文字を刻むのにも適しています。
墓石の正面には、故人の姓名や家紋、信仰していた宗教あるいは故人を思わせる詩などが彫られます。
彫られた文字には後で墨が入れられます。
側面には、故人の下の名前と年齢が刻まれるのが一般的です。
墓石の形は今日多様化しており、仏舎利を模した伝統的な塔形式(二・三段石を積み重ねたもの。
一番上の石は縦に長い)のものから、一段式のコンパクトなもの、デザイン的な形をしたものまで様々です。
塔形式のものはたいてい先祖代々、何人もの方が入っているお墓で、一段式は夫婦だけなど少人数のお墓である場合が多いです。
値段はお墓の石の種類、形や大きさ、彫刻文字の数によって大きく変わります。
どの石も定期的にお掃除し大切にしていれば、50年はほぼ問題なく保ちます。